「夢」の背景に何がある?

 リアリティのあるアイデアの一方で、「あったら楽しいだろうな」という夢にあふれたアイデアも寄せていただきました。

「結婚式が出来る教会がセットになっていて、そのまま新婚旅行にいける夜行列車」
「仮装舞踏会列車(乗客はみんな仮装して旅する。秋葉風でもいいかも)」
「ケーキで出来てる列車(お菓子の家みたい)」
 など、空想の世界を走る寝台列車のようですが、その「夢」に象徴される、寝台列車の旅とはどんな特徴があるのでしょうか。

・夜を走りぬけて、翌日は別の遠くの街にいる非日常性。
・乗り合わせた人と触れあう機会がある。ありそう。

 この2点に集約されるように思います。
 どんな旅も「非日常」ではありますが、とりわけ夜行はその非日常感を増幅してくれる乗り物ですよね。

 かつては「A地点からB地点への単純な移動」という機能が優先された夜行ですが、「いつもいつも通る夜汽車……」で始まる唱歌『夜汽車』に描かれているような、心にしみいる「何か」があります。まして現代(そしてこれから)は、その「何か」が求められているのでしょう。

「寝巻き姿、眠い目をこすってぼんやりと夜明け前の車窓を見る贅沢…。新幹線にも夜行バスにも航空機にもありません」というご意見もありました。今、寝台列車だから体験できる感覚があるはずです。

 先に挙げた「非日常性」と「人とのふれあい」は、その「何か」の有力候補だと思われます。

 旅=非日常であるとして、人とのふれあいを象徴するが温泉でしょう。お湯につかってゆっくりと寛ぎ、見ず知らずのお客とも一言、二言、言葉を交わすことが当たり前のように行われています。
 大浴場にまつわるアイデアや要望が多かったのも、関連ありそうです。

「展望風呂は総ガラス張りの『風呂車』を」
「フットバスエステがあって、一日がんばった足をほぐしてくれる」
「展望風呂は絶対欲しい!」
 ほかたくさんの声が寄せられました。
「水が揺れると脱線するおそれもあるので大浴場は難しい」という意見に「砂風呂では?」「沿線の温泉のお湯で足湯は?」と盛り上がったのは、大コンセプトに結びつくような本質を突いているように思うのですが……。

追跡人


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

箇条書き第4弾旅は道連れ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。